札幌市雪害対策連絡会議で秋元市長が指示
札幌市雪害対策連絡会議が14日開かれ、秋元克広市長は雪が降り続いている状況を踏まえ、幹線道路、バス路線を中心とした拡幅除雪や排雪作業の強化、学校周辺の除排雪作業を早めることなどを指示した。今後の状況を注視しながら万が一に備え、区をまたいだ応援態勢の検討や、除雪従事者の新型コロナウイルス感染対策の徹底を求めた。
急速に発達した低気圧の影響で道内は11日から12日にかけ大荒れとなり、市内でも湿った重い雪が降った。13日午前9時までの2日間の降雪量は35cm。その後も断続的に雪が降り、14日午前9時までの24時間降雪量は11cmとなっている。
累計降雪量は南区を除く9区で5年平均を上回る状況で、年明け以降、真冬日が続き積雪深は14日時点で北区、厚別区が100cmを超えた。
連日の大雪を受け、市内道路では渋滞が発生。市民生活に大きな影響が出ている。
運搬排雪は5日から進めていて、幹線道路など対象路線約1600㌔のうち、13日時点で約2割に当たる270㌔で実施した。
秋元市長は、幹線道路やバス路線を中心とした拡幅除雪や排雪作業の強化など5点を指示。その上で、道路幅の狭さなど厳しい除排雪作業下での安全作業や、除雪体制の維持に向け感染症対策を徹底することを求めた。