オホーツク総合局水産課は、国の2021年度補正予算で措置された現年補正で、網走地区第2サロマ湖防氷堤を2月中旬に一般競争公告し、3月23日に入札する計画だ。予算上限は2億4000万円となっている。
北見市内のサロマ湖第2湖口のアイスブームを構成する防氷柵ロープ5本を交換し、係留部6基を補修する。21年度に従来型のロープ補修から拡充する新たな更新計画を始めた。初年度は西村組が従来型の点検・補修を実施した。
現年補正は繰り越す意向で、22年度から事業のメインとなる柵ロープ交換と係留部補修に乗り出す。ロープ1本の交換、ロープ4本の補修、係留部改修を進める。係留部は杭の補強と防食、上部の補修とロープ潜り込み防止対策をするため事業量を算定中だ。例年12月にアイスブームを取り付けることから、施工期間は3―11月に設定する。
入札参加要件は、水産土木A等級の単体と共同体で、単体は道内に主たる営業所、共同体はオホーツク管内に営業所を有する者が加わる見込み。作業船の保有も視野に入れる。
22年度以降は、毎年1本のペースでロープ交換を進めたい考えだ。