老朽管2740m更新など
根室市は2022年度水道事業の工事・委託費に4億8757万7000円を積み上げている。配水管布設や老朽管更新、浄水場施設整備などを中心に30件超の工事と調査4件の発注を計画。4月下旬から順次、一般競争公告と指名競争通知をする見通しだ。
市の上水道総延長は約284㌔。老朽管路の布設替えや本管新設を進めている。22年度は老朽管更新2740m、新設360mの計3100mの整備を予定する。
工事費は2億4331万円。更新7件、新設1件で、ダクタイル鋳鉄管や配水用ポリエチレン管の耐震管への更新が中心となる。うち一般競争の5件は、5月中旬から7月下旬までの入札を予定し、4月下旬ごろから順次公告する。指名競争の3件は12日に入札した。
次年度に向けた配水管の調査は3件。665mと407mの測量、720mの測量調査設計をする。春の大型連休前後の指名、5月中旬ごろの入札を見通す。
また、市内にある浄水場施設18カ所のうち桂木浄水場をはじめ7カ所で流量計などの機器を更新する。工事費は9721万5000円。4月下旬ごろから順次、公告・指名する考えだ。
桂木浄水場のろ過砂更生に1727万円、五番川第3ポンプ場原水ポンプ分解整備に398万2000円を投入。どちらも5月中旬ごろに公告し、6月中旬に入札する予定だ。
耐用年数を超えたメーター10件の取り換えには工事費4436万9000円を充てる。うち5件は4月下旬の入札で、近く指名する見込み。残りは8月中旬の入札を見込む。
このほか、消火栓2基の新設に230万円を措置した。1件にまとめて発注する。施設修繕や他の工事に関連した消火栓の位置替えなどには4823万1000円を計上。規模や件数などは流動的だ。