鹿部町は2024年度から2年かけ、大雨など異常気象時に水を紫外線で消毒できる処理施設を町浄水場敷地内に新設する。総事業費4億7000万円を試算。初年度はポンプなど機械設備を製作する方針で、5月上旬にも指名競争入札する。25年度に本体を施工する考えだ。
留萌市は、増毛町信砂576の2に立地し、市に水道水を供給している新信砂浄水場の設備更新を工事1本にまとめ4月上旬にも簡易公募型公告する。取水先の新信砂川で護岸整備するほか、背割り分水を施し取水井に安定して水を供給する施設を目指す。2023年度に設計した導水管布設も24年度に着工する。
網走市は2024年度の国費を活用する上水道整備に4件、事業費6億5450万円を予定している。中園地区の導水管布設1900mなど工事2件、委託1件、材料費1件を生活基盤施設耐震化等補助に概算要求した。本要望は資材高騰を踏まえて変更する場合がある。単独費を加えて8億円程度を想定している。
旭川市水道局は、後期財政計画(2024―27年度)策定に向けて4カ年の主な建設改良事業をまとめた。老朽化が進む石狩川浄水場の現地建て替えを見据えた場内配管の切り替えに15億円を投じるほか、下水処理センター発電機棟建て替えに17億円、亀吉雨水ポンプ場建て替えに30億円など大型工事の着工を予定している。