八雲の3建協が統合へ 年度内視野に調整本格化

2022年06月10日 16時40分

業務効率化や運営費抑制図る

 八雲町内の3つの建設協会が一本化に向け、調整を本格化している。長引く公共工事予算の減少を背景に、協会業務の効率化や運営費抑制を図るのが主な目的。年度内の統合を視野に入れている。

 現八雲町は2005年に旧八雲町と旧熊石町が合併して誕生したが、各建設協会の統合には至らなかった。このため、町内では協同組合八雲建設協会(19社、黒島竹満理事長)、協同組合北渡島建設業協会(22社、河井善雄理事長)、熊石建設業協会(12社、熊谷武一会長)が事業展開している。

 3団体あることで、団体間での情報共有に時間がかかる。町との連絡調整もそれぞれにしなければならないといった手間もある。

 一本化で情報収集力や町、振興局に対する交渉力の強化、協会員同士の情報交換による工事の品質向上、業務の効率化などを目指している。事務所管理費の抑制など費用の面でも利点がある。

 新しい団体の名称は「八雲建設協会」などが候補。統合後の本部は、北渡島建協が使用している内浦町119の32の事務所を検討している。今後、会則や役員人事案について議論を進める。

本部候補地の北渡島建協事務所


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