軽量法枠600m²改築 事業費4億円見込む
稚内建管は、稚内市緑2丁目2急傾斜地崩壊対策緊急改築を新規事業化した。2022年度は地形測量や地質調査、基本・詳細設計に取り組む。軽量法枠を600m²にわたり改築し斜面安定度向上を図る。事業期間は24年度までで、事業費は4億円を見込む。
稚内市南地区活動拠点センターなどの背後地に位置する同地区は、最大崖高24m、最急勾配40度の斜面地形で斜面上下部には人家19戸が立ち並ぶ。
1984年度から85年度にかけて軽量法枠を整備。しかし、度重なる豪雨や凍上融解など自然災害による作用で、既存施設の浮き上がりや変状が確認され、崩壊防止機能低下が顕在化していた。
これらの課題を解決するため同建管は、軽量法枠600m²改築を整備内容とする計画で新規事業化した。22年度の地形測量、地質調査、基本・実施設計には2600万円を投じ、23年度の着工を目指す。