23年2月までに基本構想策定
月形町は、月形中改築による義務教育学校設置の方針を決めた。町義務教育学校設置審議会が4月に町教育委員会に答申した内容に基づいて整備する考え。2023年2月までに基本構想を策定し、25年度の着工を目指す。整備スケジュールは、23年度に基本設計、24年度に実施設計、25―26年度に施工、27年度に開校を想定している。
町教委が答申内容について総合教育会議で協議を重ね、7日の町議会全員協議会に経過を報告。答申内容に異論がなかったことを受け、月形中敷地内で同中改築による義務教育学校設置を決定した。規模や機能などを盛り込む基本構想は、今後、教育関係者の意見を踏まえて策定する。
町教委は21年8月、義務教育学校の設置について、月形中を改修し、不足する教室を増築する方針を示していた。
その後、町教委が諮問した町義務教育学校設置審議会で協議するうち、委員らが築45年以上が経過する月形中校舎の改修を懸念。耐用年数や今後の維持管理費の増加、利便性などに課題があるとし、財政面で可能なら「改築を希望」という意見が多数を占めるようになった。答申内容は月形中敷地内での「改築」とし、1年でも早い設置を求めている。
既存施設は、1054の1にある月形中が1976年建設。校舎はRC造、2階、延べ2625m²、屋体がS造、平屋一部2階、延べ750m²の規模だ。神園町1の月形小は80年建設。校舎はRC造、3階、延べ3666m²、屋体はS造、平屋一部2階、延べ817m²の規模となっている。