大曲駐輪場―ホテル網走湖荘間に親水広場など計画
網走かわまちづくり協議会は、市内の網走川沿いで進めている整備区間の延伸を構想している。大曲駐輪場からホテル網走湖荘までを対象区間に散策路や親水広場、係留地の整備などを計画。2023年度の事業登録、24年度の着手を目指している。
同協議会は、網走川沿いでの付帯施設整備計画に地域の意見を反映するため網走市が関連団体を招集した網走かわまちづくり検討会が前身で、20年に改組した。事業主体として、かわまちづくり支援制度を活用して水辺のまちづくりを推進。オブザーバーの網走開建が発注を担い、ハード整備をサポートしている。
現在は橋台で分断されている河口―大曲湖畔園地間のアクセス改善に向けたボックスカルバート新設などを23年度に完了させる予定だ。
さらに、ここから上流部での水辺の歩行空間延長を計画。一部整備済みの管理用通路で、河川と並行する国道39号への取り付け道路や誘導看板を設置する。
呼人浦キャンプ場周辺は散策路のほかボートなどの着岸に対応した通路の整備、呼人水質自動観測所付近はサイクリング拠点機能を持つ親水広場の開設と係留施設の更新をそれぞれ図る。
市が7―8月の協議会で整備内容を詰め、10月までに延伸計画をまとめる。23年度にも延伸を盛り込んだ計画変更を国に申請・登録。24―25年度で調査設計、25―26年度で施工する考えだ。