札幌市 23年度道路・街路事業に186億円を概算要望

2022年07月19日 18時46分

東4丁目通共同溝着工、交差点改良を盛る

 札幌市建設局は2023年度の道路・街路事業分として、事業費ベースで22年度内定額比97%増の186億3500万円を概算要望する見通しだ。新規に水源池通と福住・桑園通交差部の交差点改良、北15条線電線共同溝を挙げた。東4丁目通拡幅の電線共同溝の着工費も盛り込んだ。

 要望額は北海道開発予算分と、それ以外の全国枠の交付金を合計した。内訳は開発予算が76.3%増の131億5400万円、開発予算以外が2・7倍の54億8100万円。国費ベースでは開発予算が76.5%増の80億300万円、開発予算以外が2・7倍の35億6900万円となっている。

 新規の水源池通と福住・桑園通交差部の交差点改良は用地買収を進める。福住・桑園通の澄川側に右折車線を新たに設け、羊ケ丘側は車線運用の変更を計画。水源池通は真駒内側の右折車線を2車線に増やす。

 北15条線電線共同溝は、東区北15条東8丁目―北区北15条西4丁目の2840mが対象。23年度は設計を予定している。

 東4丁目通拡幅は、区間南に位置する大通から国道12号まで電線共同溝を計画し、延長180m(両側)に着工する見通しだ。南郷線の歩道再整備も工事費を計上し、南白石小側の550mを計画。単年度で完了させる。

 継続では、屯田茨戸通で屯田西、西茨戸、屯田東の3工区の工事費を要望。環状通拡幅・電線共同溝は、藻岩山麓通から米里行啓通までの第3工区の用地補償に取り組む。山本小野津幌川沿線や雁来篠路連絡線には工事費と用地補償費を求めて事業を推進する。

 橋梁長寿命化は、環状北大橋上り(橋長240m、幅員25・5m)や前田森林公園橋(橋長98・5m、幅員23m)、大野地4の橋(橋長58・7m、幅員10m)など40橋を計画。電線共同溝は旭山公園米里線、北3条線、札幌環状線、新規の北15条線の4路線を予定している。
 このほか、真駒内御料札幌線や環状通第2工区、新琴似3番通などの完了を見込む。


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