トレーラーハウス型の客室
芦別市内に5日、新たなグランピング施設「芦別スターグランピング」が誕生した。トレーラーハウス型の客室は1棟当たり5人まで宿泊可能。滞在中は併設する温浴施設を利用できるとあって人気が高まりそうだ。
場所は、芦別市旭町油谷2の1。芦別スターライトホテル(本社・芦別)が運営する芦別温泉スターライトホテルおふろcafe星遊館の向かいにあり、運営はグループ会社である北海道レストランサービス(同・富良野)が担う。
北海道レストランサービスの柳井克彦社長は「近隣にもグランピング施設がある。大人数で泊まれるなどの差別化にこだわった」と話す。温泉や食事、読書などを楽しめるおふろcafeを利用し放題というのも特長の一つだ。
客室はトレーラーハウス型の4棟。1棟当たり30m²で5人まで宿泊できる。バーベキューを楽しめるウッドテラスは15m²の広さ。2棟を仕切る扉を開放することでグループでの利用にも最適だ。
室内はキッチンやシャワー室などの水回りを備え、5人分のベッドを用意するなどホテルの一室のような造り。クーラー完備で暑い夏も快適に過ごすことができる。
同社がグランピング事業を手掛けるのは初めて。柳井社長は「グループ会社や協力会社に宿泊・グランピングのノウハウがあったため参入のハードルは高くなかった」と話す。
重量鉄骨造のコンテナに車輪が付いた形状のトレーラーハウスは基本的に車両扱いとなり、固定資産税などがかからない。住宅並みの防音・断熱性能を確保できる構造になっている。
宿泊料金は、1泊2食付きで1人当たり2万2000円(税込み)から。オールシーズンの営業を予定している。(岩見沢)