事業費は21億円 設計・施工分離方式で発注へ
深川市は、深川駅周辺複合施設整備の基本計画素案をまとめた。規模は、現在の中央公民館と同じ3階、延べ2000m²と想定。概算事業費に21億3000万円を見積もった。整備手法は、設計・施工分離方式で基本・実施設計は一括での発注を予定している。
JR深川駅(1条9)近くにあったバス事業者が運営するバスターミナルが2007年に閉鎖。5条7の23にある中央公民館(RC造、地上3階塔屋1階、延べ1971m²)が、築45年以上経過していることから両施設の機能を中心とした複合施設を整備する。
建設予定地は、1条514の5にある深川駅西側の敷地約6000m²。現在は民間で整備された公園と飲食店用地として使用されている。機能ごとの想定面積は、公共交通レーン2200m²、公民館(複合施設)敷地1500m²、多目的広場700m²、駐車場増設分300m²、その他緑地など1300m²となっている。
屋内に多目的スペースやカフェ、会議室・研修室、多目的ホールを設置。屋外には多目的広場を設けているほか、公共交通の拠点として待合、公共交通レーン、屋根付きの乗降場を整備する。
11月末をめどに基本計画を策定し、その後23年度にかけて土地調査などを進める予定。24年度に基本・実施設計を完了し、25年度の着工、26年度の竣工を目指す。27―28年度には既存公民館の解体と跡地整備を予定している。発注方法などは今後決める。