23年度に 掘削、護岸、樋管も
網走建管は佐呂間別川広域河川改修で、2023年度に本川で掘削3万3000m³、護岸9000m²、樋管1基を計画している。また、仁倉川工区で架け換える12号橋の下部、仮橋、上部製作などに取り組む予定だ。
佐呂間町内を流れる2級河川の佐呂間別川は、1971年10月の洪水で家屋645戸が浸水したのを契機として、74年度に広域河川改修を事業化。総事業費390億2800万円を試算し、28年度の完了を目指す。
本川は、全体でサロマ湖との合流点から上流に向かって29.4kmを対象に整備する。築堤158万6000m³、掘削267万1000m³、護岸3万9800m²、床止め6基、樋門・樋管70基、道路橋14橋を見込む。
小野の沢川工区の計画延長は佐呂間別川合流点から上流に向かって2.5km。築堤8600m³、掘削2万4600m³、護岸8300m²、道路橋3橋を見込む。
仁倉川工区は佐呂間別川合流点から上流に向かって5.9kmまでの区間が改修済みのため、そこから4.7km先までの区間で、築堤2万m³、掘削5万1800m³、護岸1万5000m²、樋門2基、道路橋3橋を見込む。
92年に架設された町道仁倉12号線道路の12号橋を現在地で架け換える。橋長18m、幅員3.5mで、上部は特殊PCスラブ桁、下部は逆T式橋台2基の1径間となっている。上部は単純鋼鈑桁、橋長27.4m、幅6.5mとする。
仁倉川工区ではこのほか、築堤2000m³、掘削9000m³、護岸4000m²を施す考えだ。
23年度以降は、本川で築堤2万3000m³、掘削16万9000m³、護岸1万500m²、樋管9基、道路橋1基、仁倉川で築堤8000m³、掘削1万6000m³、護岸6800m²、樋管1基、道路橋2基をそれぞれ残す。