北護岸38mなども
網走建管は雄武町内で進めている沢木漁港水産流通基盤整備について、2023年度は北防波堤41m、北護岸38m、マイナス4.5m航路1900m²、マイナス4m泊地900m²に取り組む考えだ。27年度の完了を目指しているが、計画の見直しを視野に入れている。
オホーツク海に面する沢木漁港は、ホタテやサケ・マス、コンブなどが水揚げされている。中でもサケは雄武漁協が「雄宝」「雄武メジカ」のブランドを立ち上げている。
ただ漁港では、屋外で荷さばきをしているのが現状で、直射日光などの影響や衛生管理面が課題となっていた。また、波高の影響から出漁日数が制限されたり、漁船係留に支障が出ていた。
そのため、漁港の拡張や、天蓋(てんがい)施設、防波堤の改良を通じて、水産品の品質と漁業作業の安全性の向上を推進する。
新設するのは、外防波堤55m、第3防波堤80m、北防波堤41m、北護岸164m、マイナス4.5m航路7210m²、マイナス4m泊地9070m²、マイナス4m岸壁90m(うち天蓋施設65m)、道路100m、用地2560m²となっている。
このほか既存の岸壁や物揚場、道路、用地の排水施設の改良も進め、衛生体制の向上を図る。現時点で総事業費は29億円を試算しているが、計画の見直しにより変わる可能性がある。
23年度以降に、第3防波堤80mや北防波堤41m、北護岸38m、マイナス4.5m航路1900m²、マイナス4m泊地9070m²、マイナス4m岸壁90m(うち天蓋施設65m)、道路100m、用地2560m²を残す。