旧サンプラザビル解体後、設計と工事
JR苫小牧駅前の周辺整備を計画している苫小牧市は、駅前にある旧サンプラザビルについて、早ければ2024年度にプロポーザルで事業者を選定し、解体に着手する方針だ。その後、駅前シンボルビルなどの基本・実施設計、工事に取り組む。
11月29日に開かれた駅周辺ビジョン策定検討委員会で、事務局の未来創造戦略室の担当者が考え方を示した。
市は21年3月に都市再生コンセプトプランを策定。駅前にシンボルビルや公園などを整備するなど、ウォーカルカブルなまちづくりを打ち出している。さらに駅前にエリアを絞って計画を具現化するため、同委員会を設置。ビジョンの策定作業を進めている。
市が示した配置検討のたたき台によると、ホテルや商業が入るシンボルビルは苫小牧駅南口正面に整備し、南側に向かって高層から低層になるよう配置。このビルの東側にバスターミナルや大型駐車場を設け、さらにその東隣に商業、オフィス、科学センターが入る施設を整備する。
また、シンボルビルの南側はタクシー乗り場などの交通広場、さらにその南隣に公園や子育て支援施設を整備する配置例を示した。
22年度にビジョンを策定し、23年度に事業費算定などを含む駅周辺整備の事業計画を作成。その後、早ければ24年度にプロポーザルで事業者を決め、旧サンプラザビルの解体や、その後のビル整備などに取り組みたい考えだ。