北見市は、北見自治区の公住若葉団地建て替えで創出される余剰地について、サウンディング型市場調査を実施する。住棟集約化に伴い余剰地が見込まれることから、まちづくりに寄与する事業を誘導する。参加申し込みは22日まで。調査は23日に市が日時と場所を連絡し、27―31日で実施する。結果の概要は5月ごろに公表する。
若葉2丁目ほかに位置する若葉団地は1975年から80年にかけて建設した。CB造、2階建てが5棟32戸、RC造、4階建てが25棟632戸の内訳。老朽化が進行しているためコンパクト化を見据え、建て替えを検討している。
計画では、建て替えエリアとして若葉2丁目の約2.3haを想定。整備戸数は240―250戸程度を予定し、2025年度以降に着工する考えだ。若葉4、6、7丁目の計約7.5haが余剰地エリアになると見込んでいる。敷地は建ぺい率60%、容積率200%の第1種中高層住居専用地域。
市は地域のまちづくりに役立つ事業を誘導するための方策や事業手法の検討に向け、市場調査を通して民間事業者のアイデアや市場性の有無、事業参画の意向などを把握する。
市場調査の対象は余剰地利活用などに関心があり、事業実施主体となる意向を持つ法人か法人のグループとする。余剰地活用の可能性や課題をはじめ、PPP・PFI手法や事業スキーム、事業参画意欲などを探る。余剰地エリアでは公共施設整備は想定していない。