倶知安町は、2024年度の着工を見込む公住南6条団地建て替え5棟60戸の工事費に、建築と外構、既存団地解体合わせて22億5500万円を試算している。1棟当たりの延べ床面積は1000m²程度とする想定だ。
南4条東5丁目3の4と南6条東5丁目1の1にあり、15棟74戸で構成。簡易耐火構造、2階、全棟合わせて延べ3444m²の規模で、1968―71年度に完成した。2DK55戸と3DK19戸で構成している。
耐用年数が過ぎ、長寿命化改善には大掛かりな工事が必要なため、現在地で建て替える。
当初は5棟49戸への再編を検討していたが、22年度に策定した公住長寿命化計画で必要戸数を見直した。1棟当たりRC造、2階、12戸とし、さまざまな世帯構成の人が入居できるよう1―3LDKの間取りを設ける方針。「延べ床面積は1000m²をやや下回る見通し」(建設課住宅係)だ。
基本設計と1号棟実施設計は一括で4月14日に指名競争入札し、日本技建が3890万円で落札。24年5月末までを業務期間とする。実施設計は棟ごとの発注を予定する。
豪雪地帯で施工適期が短いことから各棟2年、計10年かけて建設する計画。ただ、入居者や老朽化した他の公住整備に影響が出ないよう、事業期間の短縮を検討している。