8月に道路、樋門の設計入札
旭川建管は3・3・8旭川市金星橋通など4車線化の2025年度着工を目指している。跨線橋設置を進めている3・3・20旭川市永山東光線改築の継続区間。30年度までに総事業費64億1000万円を投じる計画だ。23年度は道路や樋門などの設計を進める。
JR南永山駅近くの踏切前後で進める永山東光線改築(1km)の終点から西側に続く2工区。延長約1.8kmで、3月に事業化した。
道道愛別当麻旭川線のうち国道39号大雪通との交点を起点とし、1工区西端の新星町3丁目を終点とする。事業区間の大半が金星橋通で、一部永山東光線も含む。2車線から4車線に拡幅することで、混雑解消や歩行者の安全確保につなげる。
車道3.25mを4車線と歩道両側3―4m、中央分離帯や停車帯を設ける。標準断面の総幅員は21.5―42.5mとする。
幅員21.5mとするのは、主に牛朱別川築堤と日本製紙旭川工場の敷地に挟まれる区間。築堤後背部を削らないよう道路を築堤と同じ高さまでかさ上げする。築堤側の歩道は、築堤上部の遊歩道を活用し、車道を挟んで反対側に3mの自歩道を新設する。
幅員42.5mになるのは、旭川市がこれから架設する仮称・豊星橋(鋼橋)との接続部分。終点に近い新星町4丁目付近で、接続箇所は橋との高低差を埋めるため、擁壁と盛り土で道路をかさ上げして取り付ける。擁壁両側に一方通行の副道(車道3m・歩道2m)を設けるため幅員が広がる。
23年度は、道路の設計と排水管移設に伴う樋門の設計をそれぞれ8月に入札予定。築堤部分の擁壁の設計は秋に入札する見込みだ。
24年度は用地調査や橋梁接続部の擁壁設計をする予定。25年度は擁壁設計を継続し、用地買収に取り組む。初弾工として擁壁が必要ない起点付近の拡幅にも取り掛かりたい考え。26年度に工事を本格化させ、早期完成を目指す。