北見市は、市廃棄物処理場内にあるリサイクルプラザの機械・装置を更新する。2023年度から3カ年での施工を計画。早ければ週内に一般競争公告し、7月末に開札する。入札の参加要件として、過去に同程度のごみ処理施設の機能更新を担った実績などを求める予定だ。
大和298の12に位置する市廃棄物処理場は、01年の完成で、RC一部S造、地下1地上5階、延べ1万2114m²の規模。燃えるごみを焼却するごみ処理施設と、その他資源ごみなどを処理するリサイクルプラザで構成する。一日の処理能力は、ごみ処理施設で165t、リサイクルプラザで77.98t。
このうち、老朽化するリサイクルプラザの機能を回復させる。粗大ごみと不燃ごみを大まかに砕く1次破砕機のほか、スチール・アルミ缶、ペットボトル、粗大・不燃ごみから出た金属、プラスチックをそれぞれ圧縮する4つの梱包(こんぽう)機を更新する。
リサイクルプラザの中央監視装置を全面的に新しくするほか、施設内の照明LED化を図る。粗大・不燃ごみのクレーンは、モーターやバケットなどの一部を取り換える。
市が公表している予定価格は概算で25億3000万円。実施設計は22年度にドーコンに委託した。