国土交通省が31日付で発令する幹部人事のうち、北海道局と開発局関係分が判明した。退任する沢田和宏道局長の後任に岡部和憲開発局長が内定し、本田幸一建設部長が開発局長に就任する。建設部長には桜田昌之道局参事官を起用。退任する山口登美男道局大臣官房審議官の後任に田村秀夫本省技術調査課長が就く。
開発局長を建設部長から起用するのは、2007年7月の鈴木英一氏以来8年ぶりとなる。
退任する高橋公浩開発局事業振興部長のポストに今日出人開発監理部次長が昇格し、難波江完三道局地政課長がその後任となる。和泉晶裕開発局道路計画課長は地政課長に異動。その後は、谷村昌史開発調整課長、樺沢孝人開発監理部付と続く。
開建部長は旭川、室蘭、留萌で交代する。会計検査院に転出する丹野弘旭建部長の後任に伊藤丹留建部長が就任し、片倉浩司寒地土研特別研究監兼防災気象ユニット・地域景観ユニットが留建部長に就く。
道局参事官に鎌田照章道局水政課長が異動し、原俊哉室建部長がその後任。室建部長に宮島滋近開発局都市住宅課長を充て、その後は竹内正信札建次長、村山雅昭道局参事官付技術企画官、大串弘哉道局参事官付と続く。
事務系では、退任する山崎弘善開発監理部長のポストに本田亘克寒地土研監査役を起用し、後任に柘植紳二郎道局付を充てる。
岡部氏は1980年北大工学部卒の58歳。開発局河川計画課長、道局水政課長、釧建部長、道局審議官を経て14年7月から開発局長。
本田氏は83年北大院卒の58歳。開発局道路維持課長、旭建部長、釧建部長、寒地土研審議役、札建部長を経て14年7月から建設部長。