留萌市が老朽送水管更新へ17年度から2カ年で計画策定

2016年08月18日 19時05分

 留萌市は、2017年度から新信砂浄水場と沖見配水場を結ぶ送水管13㌔の老朽管更新計画策定に着手する。更新には巨額な費用が想定されることから、18年度までの2カ年で調査と基本設計を実施し、事業概要を固める。

 浄水場は、増毛町内を流れる新信砂川を水源とし、主に国道231号沿いを経由して市内の沖見配水場に送水している。最も古い送水管は1968年の建設で築後50年近くが経過。近年は散発的に漏水が発生している。

 現在は、漏水を発見するたびに部分補修を繰り返しているが、老朽化が一層進行すると、一部を補強したことで連鎖的に漏水を起こす可能性があると懸念されている。

 上水施設関係の整備は、沖見配水場の耐震化や配水池増設が完了。現在、高区配水池の耐震化を進めていることから、今後は給水源となる増毛―留萌間の送水管更新に事業の重点が移行する。

 計画策定に当たっては、現行の送水経路を踏襲した場合、膨大な費用が見込まれることから、別経路での整備を視野に入れるほか、将来の水道使用人口を踏まえ、現状600㍉の管口径見直しなど水道事業の健全性に配慮しながら柔軟に方向性を定める。併せて取水源と浄水場を結ぶ老朽導水管400mの更新も検討していく。


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