建機レンタルのカナモトは9日、取締役会を開き、金本哲男(かなもと・てつお)取締役副社長=写真=が11月1日付で代表取締役社長に就任するトップ人事を決めた。金本寛中社長は代表取締役会長に就く。
グループ事業の拡大が続く中、中核を担うカナモト代表の若返りを図り、2人代表制にすることで経営体制の強化、充実を図る。
金本哲男氏は1960年5月21日生まれ、室蘭市出身。カナモトの前身となる金本商店初代社長の故金本善中氏の次男で、寛中社長のおいに当たる。83年1月にカナモトに入社。2001年4月に執行役員に就任し、取締役を経て、14年11月から現職の副社長執行役員。12年6月からグループ会社のユナイト会長、16年3月からはニシケン取締役を兼任している。
カナモトグループは北海道から九州まで営業網を持ち全国展開するほか、タイや上海など東アジア、東南アジアに拠点を広げている。カナモトの業績予想は16年10月期で売上高1432億円、経常利益で141億円を見込む。