旭川空港に第2駐車場-市が国際線ターミナルビル増築に合わせ

2016年09月13日 19時20分

 旭川市は、旭川空港の国際線ターミナルビル増築に伴い、第2駐車場や構内道路の整備を計画している。事業費は3億円と試算。2017年度の着工を目指している。

 国際線ターミナルビルは、現ターミナルビル南側の観光バス駐車場を撤去し、建設地に充てる計画。そのため、市は一般駐車場内南側のエリアに観光バス駐車場を移設し、24台分の場所を確保する。

 一般駐車場出口付近の緑地部分(約7000m²)には第2駐車場を造成。観光バス駐車場移設で損失する普通車駐車スペース140台程度を確保するほか、将来の需要増を見越し、施設全体の受け入れ容量を拡大させる。

 現ビル北側の到着棟前面では、構内道路の新設も検討している。設置によって観光・路線バスやタクシー、レンタカー送迎車など、空港利用客に対する2次交通機関の利便性を高める。

 国際線ビル建設で支障となる雨水排水施設の移設も計画。調整池へ流れる内径1100㍉の幹線排水流末管で、延長約140mを布設する。

 観光バス駐車場の移設工事は17年4月早々に公告する予定。その後、第2駐車場造成を共同体を対象に発注する見込みで、5月の大型連休後の着工を想定している。排水管移設は6月にも工事着手する見通し。

 構内道路新設は、本年度にダイイチプラニングへ委託した基本設計で関係機関との協議が整うことを前提に、実施設計を17年5月に発注。8月下旬にも本工事に取り掛かり、17年度内の完成・供用開始を目指す。

 このほか、国際線の大型機乗り入れに対応するため、エプロン(駐機場)の拡張も予定している。最も南側の第6スポットを広げる計画で、17年度に実施設計を進め、18年度に着工したい意向だ。


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