道農政部は15日付で、道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)の用地売却に関する公募型プロポーザルを公告した。敷地面積は4万4172m²で、最低売却価格は7億7750万円(税抜き)に設定している。参加資格審査の申請受け付けは3月13―21日。7月以降に売買契約を結ぶ。
対象は、札幌市豊平区月寒東3条11丁目21の5の4万3773m²と同21の27の399m²。第1種住居地域で、建ぺい率は40%、容積率は200%。道が2017―18年度に屋内展示場などの建築物を解体するが、工作物や樹木は現状のまま一括して売り払う。
単体の法人か、複数の法人で構成した共同事業者が公募型プロポーザルに参加できる。
4月17日から5月8日まで受け付ける企画提案は、公益性の高い土地利用計画か、周辺環境に配慮した計画かなどを審査。5月にプロポーザル審査委員会を開いて提案内容を聴取し、最も優れた提案をした応募者を優先交渉権者とする。
現行の土地利用規制で設置可能な公益的施設は、教育文化施設、医療施設、社会福祉施設、更生保護施設などが設置可能な施設に想定されるという。
5月に仮契約を結んだ後、早ければ6月開会予定の第2回定例道議会で用地売却の議決を受け、7月以降に本契約を結ぶ。