北海道建築士事務所協会は6日、札幌全日空ホテルで第42回北の住まい住宅設計コンペの最終審査会を開いた。応募作品59点の中から北海学園大大学院2年生の河中宗一朗さんが最優秀賞に輝いた。
テーマは「ちっちゃなイエ」。本道の田舎やまちの中で研ぎ澄まされた家の提案を求めた。
最終審査会では、2次審査を通過した10作品の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞4点を選んだ。審査委員長の米田浩志北海学園大工学部教授は「今回は作品のレベルが高く、ユニークで特徴のある面白い作品がたくさんあった。課題にしっかり答えているかを視点に作品を選んだ」と話し、最優秀賞について「北海道の大地が持つスケール感に対し、ミニマムな建築のスケールをうまく接合している」と評価した。
河中さんは第39回、第41回の優秀賞に次いで最優秀賞を手にした。
入賞作品は10月23―27日に札幌市内の大五ビル6階ホール、11月17―19日に札幌地下街オーロラタウンで展示する。
受賞者は次の各氏。(カッコ内は所属)
◇最優秀賞▽河中宗一朗(北海学園大院2年)
◇優秀賞▽中山琴未(伊達計画所)▽桜井太貴(室工大院2年)、佐藤由花(室工大院1年)
◇奨励賞▽樫村圭亮(北大院2年)▽加持あゆ(札幌市立大2年)▽南嗣美(北海道科学大院2年)▽桜井太貴(室工大院2年)