ドーコン(本社・札幌)の中村美紗子さんは昨年春に入社。倶知安町出身で北大工学部へ進み、同社の技術情報部に配属された。
担当する仕事は河川構造物の維持補修といったインフラメンテナンスの技術支援だ。「大学で土木の勉強はしていたが、情報系の知識がなく、システムの内容を一から勉強しているが、分からないことを学ぶのは楽しい」と声を弾ませる。
入社して間もないが、これまで気にしていなかった河川構造物の存在に気付いたり、道路の舗装やひび割れに目が行くなど、早くも〝職業病〟が出てきた。
1992年6月生まれの年女。ことしの抱負は「システムのプログラミングや技術支援に関することなど、いろいろな分野について勉強して自分の得意分野を見つけること」。
また、近い将来は技術士(建設部門)の資格を取り、他部署の仕事をサポートすることが目標。さらにその先は、「幅広い技術領域を知る技術者になりたい」と夢が広がっている。
職場はほとんど男性ばかりで、しかも〝お父さん世代〟が多いと話す中村さん。そんな先輩や同僚とのコミュニケーションに役立っているのが、趣味の日ハム観戦だ。月に一度は札幌ドームに足を運び、日ハムのテレビ中継は全試合観戦するほどの熱の入れようだ。
(2016年1月26日掲載)