西江建設株式会社(帯広) 塩島 由妃さん

2016年04月26日 10時21分

西江建設 塩島 由妃さん

歴史に残る工事担当したい

 十数年ぶりの女性技術者として西江建設(本社・帯広)に入社した。「いずれは歴史に残るような大きな工事を担当したい」と目標を掲げる。

 帯広市出身。中学時代、高校選びのため帯広工高に体験入学したとき、測量器械に触れたことがこの世界を目指そうと思ったきっかけ。

 「スイッチを押したら光波ですぐに距離が測れる。すごいと思った」。帯広工高環境土木科では、帯広建設業協会が実習を支援した十勝エコロジーパーク築山造成計画のワークショップで仲間とアイデアを出し合った。

 3年の夏、西江建設の現場見学へ。

 「現場の皆さんの雰囲気がとても良くて。こういう職場で働けたらいいな、と思いました」

 在学中、2級土木施工管理技士の学科試験に合格。これから資格取得を目指すのはもちろん、「まずは与えられた仕事を一人でできるようにしたい」と意気込む。

 柔和な笑顔は周囲を和ませる。竹下達也取締役事務本部長は「待ちに待った女性技術者の卵。失敗してもくじけないで」と温かく見守る。

 土木の世界で、女性技術者の数はまだ少ない。後輩たちには「男性ばかりというイメージがあるけれど、快く受け入れて働ける会社はある。土木の仕事に就きたいのであれば、絶対にあきらめないで」とエールを送る。

(2016年4月26日掲載)


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