建機の知識付けて顧客開拓
子どものころ。家の近くを除雪機が通れば窓から眺め、建設機械のおもちゃに乗って遊んでいた。根っからの建機好きは大人になっても変わらず、就職活動も建機レンタル会社に絞った。
持ち前の人懐っこさで多くの内定を勝ち取ったが、カナモト(本社・札幌)に決めたのは採用担当者の「現状維持に満足するのは衰退するのと同じ」という厳しい一言があったからだ。成長を続けなければ企業活動をする意味がないという、向上心に満ちた言葉に感銘を受けた。
研修後、旭川営業所に営業職として配属される。先輩社員との引き継ぎもあるため、「いち早く建機の知識を付け、顧客から信頼を得られるようにならなければ」。それだけでなく「新たな顧客も開拓したい」と意欲もたっぷり。1年目の目標は同期の中で1位の成績を挙げること。「将来は営業所長やブロック長といった立場になり、あいつに任せておけば大丈夫、と言われるようになりたい」
札幌市清田区出身で、北星学園大経済学部卒。大学ではヨーロッパ経済を学び、中学時代に姉の影響で始めたというバドミントンも続けてきた。「旭川営業所にはバドミントンプレーヤーも多いと聞いている。週末などに一緒に練習や試合ができれば」と先輩たちとの触れ合いを楽しみにしている。
(2016年4月29日掲載)