道路支え地図に残る仕事を
「北海道は車社会。重要なインフラである道路を支えたい」。生まれ故郷を思う気持ちから道路工業(本社・札幌)に就職した。当初は食品業界などを目指していたが、夏休みに経験した地元・滝上町の建設現場でのアルバイトで認識が変わった。「地図に残る仕事がしたいと思うようになった」
配属先の環境管理事務所は道路舗装用の建機の整備士やオペレーターの部署だ。自身もアスファルトフィニッシャーのオペレーターとなることが決まっており大型特殊免許の取得を目指している。「道路舗装の最後の面を施工する責任の重い仕事。職人さんたちの信頼を得るためにも、新しいことを自ら学び、早く一人前になりたい」と誓う。
面接時に中田隆博社長が自分の話を親身に聞いてくれたことが印象に残っている。定期的に中田社長が全社員を対象に疑問に応える場も設けており「社員の声を積極的に拾い上げてくれる」と信頼を寄せる。
釧路高専を経て室蘭工大に編入。機械工学を学んだ高専時代は、マレーシア人留学生をサポートする「チューター」を経験した。一緒に寮生活を送りながら学生生活のことや日本語を教えた。社会人となって始めての大型連休には「大阪に就職した彼に会う機会もつくりたい」と、お互いの近況報告を心待ちにしている。
(2016年5月3日掲載)