来春オープン「ホッキョクグマ館」 札幌市円山動物園

2017年11月15日 12時00分

 札幌市円山動物園は14日、10月20日に完成した「ホッキョクグマ館」の報道機関向け内覧会を開催した。国際的な基準を満たした施設で、プールの底にある延長18mの水中トンネルでは、ホッキョクグマが泳ぐ姿を見上げることができる。12月からホッキョクグマを新施設に慣れさせ、2018年春にオープンする予定だ。

水中トンネル

捕食関係にあるホッキョクグマとアザラシが同時に見られる水中トンネル

 ホッキョクグマとアザラシを併設して展示する新施設はRC造、2階、延べ約4100m²の規模で、岩田地崎建設・中井聖建設共同体が施工。建設費約23億円を投じた。同動物園の最南端に位置し、隣接する既存の世界の熊館とは連絡通路で接続。麻酔を使わずに個体を入れ替えられるようにした。

 ホッキョクグマのデリケートな繁殖に配慮し、産室や寝室などを備える寝室棟と、水中トンネルやホッキョクグマの屋外放飼場などを備える観覧棟で構成する。

 メインの屋外放飼場は、来園者の視線より高い場所に居場所を確保し、ホッキョクグマが落ち着いて過ごせる空間を確保。プールのほか、陸地には芝や木を植え、丸太、洞穴、小川などを配置し、なだらかな傾斜で起伏に富んだ地形を再現した。

 施設の目玉である水中トンネルは、アクリル板で仕切られたホッキョクグマとアザラシのプールを貫き、捕食関係にある両者を同時に見ることができる。

 プールはそれぞれ水平面積200m²強、深さ3・7m、水量500㌧程度。ホッキョクグマが泳ぐのに十分な広さを確保した。このほか、解説物なども多く展示し、環境教育にも力を入れる予定だ。

 今後は職員の潜水訓練など飼育準備を進め、ホッキョクグマの馴致(じゅんち)を経て、18年春のオープンを目指す。


関連キーワード: 観光

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 北海道水替事業協同組合
  • 川崎建設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

4町で新設方針も 十勝管内で道の駅整備機運高まる
2022年11月10日 (4,314)
羽生結弦選手プロに
2022年07月21日 (4,240)
22年度上半期ゼネコン道内受注高ランキング 首位は...
2022年11月09日 (3,649)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (2,451)
日ハムBP起工式 大林組・岩田地崎JV竹中所長の思...
2020年04月14日 (1,931)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 行政書士 new
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第26回「ヒューマンエラー対処法」職場全体で予防する環境を構築することが多様な人材の活躍につながります。

連載 旧双葉幼稚園
建築から1世紀

旧双葉幼稚園建築から1世紀
旧双葉幼稚園園舎が完成から100年を迎えた。園舎の歩みと次の1世紀に向けた取り組みに迫る。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第243回「感染拡大」。ワクチン効力低下も原因です。若い世代への接種督励を。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第26回「暖炉とマントルピース」。コミュニケーションを円滑にする仕掛けが潜んでいそうです。