夕日を背景に飛ぶ3羽のタンチョウ―。マンホールカードに、釧路市バージョンが加わる。28日から、釧路市上下水道部南大通庁舎で配布される。
マンホールカードは、個性あふれる各市町村デザインのマンホールふたをカード化し、地元で無料配布するもの。配布は1人1枚、事前予約や郵送などには対応しておらず、配布場所で直接受け取ることが統一ルールとなっている。
カード化でコレクションしやすくすることにより、下水道への一般市民の関心を集め、その重要性を理解してもらうことが目的。下水道広報プラットフォーム(GKP)が企画・監修し、釧路市を含む今回の第7弾で、累計301自治体の342種類に上る。
釧路市内には、合併前の阿寒町や音別町のものも含め計5種類のデザインマンホールが存在。このうち、幣舞橋からの眺めの良さが知られる夕日と、釧路湿原のシンボルであるタンチョウをデザインし、釧路駅周辺や繁華街の末広町などに設置されているバージョンをカード化した。
配布場所は南大通2丁目の上下水道部南大通庁舎。午前9時から午後5時まで、平日は経営企画課、土日や祝日は守衛室で配布する。
経営企画課の担当者は「第7弾までの時点では国内最東端の配布場所となる。ぜひ釧路に足を運んでほしい」と、下水道事業のPR効果に加え、交流人口の増加も期待している。
カードの発行費用は、市の負担。スタートに当たっては4000枚を用意したが、配布状況次第で随時追加発注するという。
冬期間は除雪などで傷つく恐れがあるため通常のふたに交換してあるが、ことしは23日以降に入れ替える予定。例年なら11月ごろまで現地で見ることができる。