小樽開建は2018年度、5号倶知安余市道路共和―余市間に上下線セパレート方式で新設する新稲穂トンネルのR側(山側)をWTO対象で公告する。延長3862m、幅員6・75m、内空断面43m²で、NATM工法の両押しで掘削。工期は18―21年度の4カ年で、発注時期は6月中旬以降に決定するもようだ。
倶知安余市道路共和―余市間は、共和町国富から余市町登町までの27・6㌔を2車線で整備し、北海道横断自動車道余市―小樽間に接続する計画。総事業費に1090億円を試算する。
新稲穂トンネルは仁木町銀山地区と共和町国富地区を結び、稲穂峠の山道を回避するもの。延長は先行整備するR側(山側)が3862m、L側(5号側)が3826m。内空断面と工法は同じ。幅員の内訳は車道3・5m、路肩1・75m、監査歩廊両側1・5m。詳細設計はドーコンが担当した。
17年度にWTOで執行した5号塩谷トンネルは8月23日公告で、1月15日の落札決定だった。
同区間に新設するもう1本の仮称・仁木トンネルもドーコンが詳細設計を担当。延長は1247m、幅員は13・5m(車道2車線7m、路肩両側3・5m、中央分離帯1・5m、監査歩廊両側1・5m)、内空断面は91m²。NATM工法で、共和町側から片押しで掘削する。今後は着工に向けた用地買収などに取り組む。