立春だが…

2017年02月06日 09時34分

 道民が聞いたら、「ことしに限ってそれはないさ」と言うに違いないが、きょうは立春である。今冬は新しい年になってからも連日のように大雪、吹雪、しばれが続き、冬将軍は一向に去る気配がない

 ▼ところが関東以南はといえば例年より随分と暖かいようで、梅の開花も軒並み早まっているのだとか。実にうらやましい話である。こちらときたら、「立春の暦をよそに雪積る」(飄千うめ)である。もううんざり。冬の訪れが早かったから、そろそろ引き取ってもらっても構わないのだが、「嫌な客ほど長っ尻」とはよく言ったものである。どうやらまだまだ居座るつもりらしい

 ▼札幌管区気象台が2日発表した1カ月予報によると、2月の本道は気温が全域で平年並みか高めになるという。降水量の方はオホーツク海側と太平洋側で平年並みか多め、日本海側で平年並みか少なめだそう。ただ、この時期の高め気温は大気を不安定にして大荒れの天気を招くことが多い。ゲリラ豪雪には十分警戒が必要だろう。とはいえ春の兆しが全くないわけでもない。昼はだいぶ長くなった。実感している人も多いだろう。それだけでも少し明るい気分になるというものである

 ▼あさって6日のさっぽろ雪まつり大通・すすきの会場の幕開けも明るい話題の一つ。おととい通り掛かって大雪像を見上げたときには、製作スタッフが入念に仕上げをしているところだった。19日には2017冬季アジア札幌大会も始まる。寒さが本道を覆っているが、所によっては世界中から運ばれてきた熱気に包まれるかもしれぬ。


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