大沼トンネルの避難坑掘削が本格化 峠下工区で安全祈願祭

2018年06月28日 07時00分

 北海道開発局所管では最長の延長約7㌔に上る北海道縦貫自動車道大沼トンネルの避難坑掘削が本格化した。26日、大成建設・伊藤組土建・斉藤建設共同体が峠下工区の安全祈願祭を七飯町仁山の現地で挙行し、避難坑の無事故無災害での完工を祈った。

 道縦貫道七飯―大沼間約10㌔は、高速ネットワーク拡充による道央圏と道南圏の連絡機能強化を図り、地域の活性化や物流の効率化を支える。2005年度に事業化、15年度に着工した。総事業費は914億円を見込む。

 トンネルの本坑が幅10・25m、高さ7・1mに対し、30mほど西側に並行する避難坑は幅4・26m、高さ3・6mという断面。避難坑7042mは1月に峠下、西大沼の2工区に分けて発注された。

 神事には発注者や施工各社、来賓ら約60人が参列。函館開建の加納民雄函館道路事務所長や七飯町の中宮安一町長ら11人が玉串を奉てんし、工事の安全を祈願した。

 加納所長は「坑口に近接してJR函館本線が交差し、慎重な作業を要する。地域環境に配慮しつつ、安全・確実な施工を進める」とあいさつ。中宮町長は緊急輸送道路としての機能充実に期待を寄せた。

 峠下工区Ⅰ期は21年4月までに2975mを掘削する。施工者を代表し、大成建設の市橋俊夫札幌支店副支店長は「技術的に難しい工事だが、工期内で環境災害を含めて無事故無災害で終わらせる」と決意した。


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