ウェルスプリング・リアルティ・インベストメンツ(大阪市中央区南船場2丁目1の3、水間信勝社長)がニセコモイワスキーリゾートで計画する高級宿泊施設新設について、早ければ12月に一般競争入札で施工者を選定する考えだ。工事は2期に分け、ホテル2棟のうちの1棟と、分譲型別荘31戸のうち10戸を先行して進める考え。2020年の一部供用開始を目指している。
道内で増加するインバウンド観光客の集客を図るため、ニセコ町ニセコ456の1にあるモイワスキー場周辺に高級宿泊施設を新築する。
5つ星ホテルとする1棟目はRC造、地下1地上3階、延べ2万1000m²で客室30室、4つ星ホテルとする2棟目は地下1地上4階、延べ4万m²で客室160室の規模をそれぞれ想定。戸建ての別荘は1戸当たりRC造、3階、800m²で、31戸を設ける計画だ。
投資額について同社担当者は「数百億円に上る」と話す。ホテルの運営は外資系企業となる見込み。1期工事は、ホテルと別荘を合わせて発注する考えで、2期工事に関しては「おそらく1期目の施工者と同じになる」と示唆する。
全体の開業は21年冬を予定している。