道建設部建築局は10日、ＷＴＯ対象の札幌医科大教育研究施設Ⅱ主体と大学管理施設改築主体の開札結果を明らかにした。教育研究施設Ⅱの1工区は伊藤組土建・丸竹竹田組・菱中建設特定共同体が15億9000万円、2工区は岩倉建設・荒井建設特定共同体が13億1000万円で落札。また大学管理施設の1工区は岩田地崎建設・萩原建設工業特定共同体が16億6500万円、2工区は丸彦渡辺建設・田中組特定共同体が10億8600万円で落札した。

　札医大は施設老朽化などのため教育研究施設Ⅱと大学管理施設を、既存の教育南・北棟とＲＩ・フロンティア棟の解体跡地に建て替える。規模は、教育研究施設ⅡがＳＲＣ造、10階、延べ7899m²、大学管理施設がＲＣ造、7階、延べ7175m²。第4回定例道議会で承認を得た後、12月に本契約を締結する見込みだ。工期はいずれも2021年3月25日まで。

　開札結果は以下の通り。
(①評価値・小数点第3位以下略②入札額・税抜き)
　◆教育研究施設Ⅱ主体
　◇1工区▽伊藤組土建・丸竹竹田組・菱中建設JV＝落札①8・34②15億9000万円▽岩倉建設・荒井建設JV＝入札書比較価格超過②16億2000万円
　◇2工区▽岩倉建設・荒井建設JV＝落札①10・47②13億1000万円▽伊藤組土建・丸竹竹田組・菱中建設JV①10・25②12億9300万円

　◆大学管理施設主体
　◇1工区▽岩田地崎建設・萩原建設工業JV＝落札①7・88②16億6500万円▽丸彦渡辺建設・田中組JV＝入札書比較価格超過②17億500万円
　◇2工区▽丸彦渡辺建設・田中組JV＝落札①12・36②10億8600万円▽岩田地崎建設・萩原建設工業JV①12・17②10億9000万円