KYB(本社・東京)による免震・制振オイルダンパーの性能検査データ改ざん問題で、道庁本庁舎に設置された同社製の免震ダンパー全12基が大臣認定基準に適合しないことが分かった。
KYBは昨年10月、データ改ざんの可能性がある施設を公表したものの、道庁本庁舎の免震ダンパーについてはデータの有無を調査中としていた。道総務部によると、データの存在は昨年末に判明。12月19日にKYBがデータ改ざん追加事象を発表後、同部の問い合わせを受けて調査した結果、データの存在を確認したという。本庁舎内のダンパーは基準値から最大で約22%乖離(かいり)し、全12基が大臣認定基準を満たしていなかった。
今後はダンパーの安全性の検証結果について、今月末までに第三者機関が確認を実施する予定。