帯広開建は、241号音更町音更大通の無電柱化について、2018年度までに木野大通東3丁目交差点付近の工事を全て完了させる。そのため同3丁目から以北の区間で、ある程度用地の調整がつき次第、19年度にも新たな無電柱化に着工したい考えだ。
241号音更大通は幅広の片側1車線。渋滞の発生や片側2車線のように並行走行する車両が交通事故を起こすことから、同開建は外側線や道路中央部にゼブラゾーンを描くなどの対策を講じてきた。
しかし交差点では同じ車線に直進車や右左折車が混在するため、右左折車の減速による追突事故の危険性がある。また右折レーンがある車線でも交通処理能力を超えた交通量となり渋滞を引き起こしている。そこで交差点の車両レーンを増やしてこれらの課題を解消するとともに、無電柱化を進め道路防災性の向上や良好な景観形成を図ることにした。
無電柱化は、十勝大橋のたもとから木野大通東6丁目までの900m区間で電線共同溝を両側に埋設する。このうち十勝大橋のたもとから同3丁目までの300m区間で17年度に共同溝を埋めた。18年度には同開建が歩道の切り下げや縁石の更新、NTT東日本や北海道電力が共同溝への電線類の入溝、既設の電柱や電線の撤去などを進め、この区間での工事は全て完了する。
木野大通東3―6丁目の600m区間は用地買収を続けている状態。買収が済み調整がついた箇所から19年度にも着工したい考えだ。