赤井川村常盤でキロロリゾートを所有するタイの不動産会社プロパティ・パーフェクト(チャーイニッド・アッタヤーナサクン最高経営責任者)は2日、「キロロ2020ロードマップ」と題する開発計画を発表した。今後10年間に約1000億円を投じ、キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道の周辺で、150室程度のホテル新設をはじめ、ヴィラやコンドミニアム、温泉、娯楽施設で構成する「キロロタウン」などを整備する。
同社は、ホテルの山側隣接地でコンドミニアムYu―Kiroro(ユー・キロロ、RC造、6階、延べ1万4740m²、108戸)と、スキー場を結ぶ878mのコンビリフトを12月開業に向けて建設中だ。リフト乗り場をコンドミニアム近くに置くことで、スキーイン・スキーアウトを可能にする。
構想によると、20―21年にホテルを拡充し、温泉施設や店舗、レストランで構成するキロロタウン、会員制スキークラブのスキーセンターを整備。21年以降には、150室程度のホテルをはじめ、ヴィラ数十棟などを建設する予定だ。
リゾートの施設管理は、スキー場入り口付近でホテル・シェラトン北海道キロロリゾートを運営している、関連会社のキロロリゾートホールディングス(札幌)が担う。22コースのスキー場のほか、バックカントリーも楽しめる。