雄武町は、貯氷施設建設に着手する。町内の水産加工業者や漁業者が鮮度保持用に使用する氷を貯氷するための施設で、S造、平屋一部2階、延べ380m²の規模を想定している。町は6日開会の第1回定例町議会に事業費3億7050万2000円を繰り越し明許費として補正計上し、設計と外構の一部は3月下旬にも指名競争入札を行う予定。8月ごろの着工を予定しており、2019年度内の完成を目指す。
これまで民間事業者の貯氷施設を利用してきたが、事業者の撤退や施設の老朽化により、町が主体となる施設建設を決めた。国の水産業競争力強化緊急施設整備事業補助金18年度補正分に採択される見通しであることから、19年度予算案には盛り込まず、18年度予算から繰り越し明許費として補正計上されることとなった。
建設地は雄武1737の2。353㌧の氷を保管できる見通し。2階には機械室などが設けられる。
建設工事は、建築、電気、給排水、機械設備と、外構2件の6分割で進める方針。外構のうちの1件は設計とともに3月下旬にも指名競争入札を実施する見通しで、残りの5件は8月ごろの入札を予定している。