北海道開発局営繕部は、道警察学校4期新営の設計業務を6月にも公募型プロポーザルで公告する予定だ。RC造、6階、延べ9000m²の本館と2階、延べ1013m²の講堂新築の基本・実施設計を一括で発注するもので、WTO政府調達協定対象案件。業務期間は約17カ月で、2021年度にも着工する見通しとなっている。
札幌市南区真駒内南町5丁目1にある道警察学校は、校舎施設の老朽化解消に向け、09年度から段階的な建て替えに着工。生徒寮(RC造、5階塔屋1階、延べ1万4570m²)は安井建築設計が基本・実施設計を担当し、主体の施工は1期を大成建設、2期を前田建設工業が請け負った。
3期工事は体育館・道場(RC造、3階、延べ3887m²)など。設計は大建設計、主体の施工は五洋建設が担い、9月6日の完成を目指して進めている。
建て替えの最後となる4期工事では、教室や職員事務室などが入る本館と講堂を新築。本館は渡り廊下を含め延べ9000m²、講堂は延べ1013m²となっていて、現在利用している本館(RC造、3階、延べ4632m²)と機械などが入るサービス棟(RC造、2階、延べ2175m²)の解体も基本・実施設計を進める中で詰める。
設計は6800万円以上のためWTO対象の建築関係コンサルタント業務となり、公募型プロポーザルを適用する予定。公告は6月ごろで、審査などの手続きを経て第2四半期(7―9月)後半に契約したい考え。同時期に地質調査も指名競争で入札する。