中心部のにぎわい創出する駅前複合施設を建設へ 砂川市

2019年06月17日 15時00分

 砂川市は早ければ2021年度にも、市街地中心部のにぎわい創出を目的とした複合施設建設に着手する考えだ。19年度は開発予定区域として駅前の旧パチンコ店などを取得するほか、施設の基本構想を策定する。策定支援業務は、補正予算案に562万9000円を盛り込んでおり、17日開会予定の第2回定例市議会での議決を経て早急に発注に取り掛かる見込み。

 開発予定区域として市は、西1条北2丁目にある旧パチンコ店などが立つ敷地約3000m²と近接する駐車場約1800m²を1億3126万2000円で取得する。建物の除却は来年度以降取り組む見込みだ。

 市庁舎建設に当たり、市庁舎建設検討審議会がまとめた基本構想の答申書に、中心市街地活性化のため旧パチンコ店周辺の駅前地区利活用の検討を求める意見が付帯意見として盛り込まれるなど、市民からにぎわい創出のため駅前地区の活用が求められていた。

 ことし3月には、砂川市の経済団体で構成するにぎわいのある街づくり協議会(会長・山田巌商工会議所副会頭)が、砂川市駅前の再整備に関する提言書を善岡雅文市長に提出。商工会議所、観光協会、金融機関などが複合した施設の建設を提言した。

 この流れを受け、市は5月に開発推進課を総務部に新設。本年度はアンケートやパブリックコメントなどを活用し、市民の意見を広く取り入れながら、施設の概要を固め、基本構想案を策定する。

北海道建設新聞2019年10月18日付8面に続報としてワークショップの様子を取材した記事が掲載されました。

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