3年ぶりに開通へ―。帯広建管が復旧事業を進めてきた音更町の道道東瓜幕芽室線風雲橋が、27日午後3時に供用開始となる。2016年8月の台風10号で被災したもので、これにより一連の台風災害で通行止めとなっていた道道は全て復旧することになる。
音更町上然別に位置し、同町市街地と士幌町を結ぶ風雲橋は、橋長198m、幅員18m。上部は4径間連続非合成板桁で、壁式橋脚が2基ある。台風で然別川が増水し、橋脚の底版が洗掘で破断。P1橋脚が1.5m、P2橋脚が1.1m沈下し、上部の鋼部材も変形した。
復旧事業費は約19億円。16年12月に着工し、撤去と上部は宮坂建設工業、P1橋脚は中山組・山田組共同体、P2橋脚は西江建設・勇建設・北英建設共同体がそれぞれ担当した。