道建設部建築局は27日付で、道有建築物の長寿命化診断業務を制限付き一般競争公告した。対象施設は、北見市内の道警北見方面本部総合庁舎など13施設17棟。業務期間短縮などの観点から、7棟と10棟の2分割で発注する。7月9日まで参加申請書を受け付け、同24日に開札する。契約期間は2020年2月14日まで。
道は長寿命化の指針となる北海道ファシリティマネジメント推進方針に基づき、耐用年数から20年程度使用できる建築物は改修により延命化することとしている。診断の対象は築40―45年を経過するRC造かSRC造の道有施設。構造躯体、屋上、外壁のほか設備機器の損傷・劣化状況について調査を実施する。
19年度は警察署庁舎や学校を中心に合わせて17棟を診断する。北見方面本部総合庁舎はRC造、地下1地上3階、延べ5827m²の規模で、1967年に完成。築50年以上が経ち、老朽化が進んでいるため調査する。
長寿命化が可能と判断された場合、早ければ20年度に設計、21年度に着工する。
(北海道建設新聞2019年6月28日付1面から抜粋。診断対象施設は同日付に掲載しています)