20床を確保、老健は存続へ 白老町の国保病院改築

2019年08月27日 07時00分

 白老町は町立国民健康保険病院改築に関し、公設公営で病床20床以上を確保することを基本方針に据えた。また、改築に伴い閉鎖を検討していた病院併設の老人保健施設きたこぶしは、存続させることとした。方針を踏まえた具体的な計画は秋以降に策定する。

 23日の町議会町立病院改築基本方針調査特別委員会で、戸田安彦町長が示した。

 町は2016年5月に43床程度とする基本構想を策定したが、17年11月に公設民営、指定管理者制度を導入した病床数ゼロの無床診療所とする方針を発表。その後、18年5月に公設公営での有床に方針転換していた。

 戸田町長が示した改築の方向性では、昨年5月に示した地域完結型医療を基本とし、入院機能を保持し、経営安定化を念頭に公設公営とする基本的な考えは変わらない。さらに急性期患者の受け入れに対応する急性期病床の一部を地域包括ケア病床へ転換するなど、回復期患者の受け入れ体制の充実を図る。

 老健施設きたこぶしは、介護医療院への転換導入も視野に入れながら、町内唯一の医療機関併設型介護機能を維持する。人口構造の変化を見据え、医療と介護福祉を一体的に提供できる病院となるよう検討を進める。

 改築計画に着手するのは、10月の町長選と町議選後になる。新病院の開設時期については、25年度までを目標とするにとどめた。

 既存病院[MAP↗]は1966年11月の完成で、RC造、地下1地上3階、延べ4058m²の規模。建物、器械備品とも老朽化が進んでいる。


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