設計は石本建築 総工費に200億円試算
社会医療法人社団カレスサッポロ(札幌市中央区北1条東1丁目2の5、大城辰美理事長)は、札幌総合卸センター跡地に新築する仮称カレス医療センターの設計者を石本建築事務所に決めた。2棟構成で、病院にホテルやオフィス機能を持たせる計画。2021年10月の着工に向け、施設概要を固める。総工費は約200億円を試算している。
札幌市内にある時計台記念病院と北光記念病院を統合する新病院。20年取得予定の札幌市東区北6条東3丁目[MAP↗]の敷地約1万2000m²に建設する。開業は24年4月を予定している。
設計者の選考に当たっては、8月の1次審査で山下設計、石本建築事務所、竹中工務店の3社を選定。9月にデザインを中心に設計案を募り、依頼先を決めた。
延べ床面積は約5万m²の見通し。敷地東側に設ける10階建ての医療センターは、全室個室の入院施設のほか、最上階に障害がある人や人工透析患者らが利用できる40室のホテルを構想。西側には5階建てのオフィス棟を設け、事務所やレストラン、保育所、ペットホテルなどの入居を視野に入れている。
(北海道建設新聞2019年10月9日付2面に掲載)