札幌市 20年度に月寒東の道路部で地盤安定化対策

2019年10月13日 15時00分

 札幌市は2020年度、北海道胆振東部地震により液状化や地盤沈下が見られた月寒東の道路部で、地盤安定化対策を施す。暗渠を設置し、地域全体の地下水位を下げるほか、切り土と盛り土の境界部は砕石を厚くし、シートなどを敷設する方針。19年度は実施設計の着手を目指す。

 月寒東3条19丁目の住宅地を対象とする。この地域は東側に位置する吉田川付近で、緩い地質と高い地下水位により液状化。抵抗力が下がったことで盛り土部分が低い方へ変動し、地盤の変位につながった。

 対策として道路下に暗渠を設置し、地域全体の地下水位を時間をかけて低下させる方針。液状化に対する強度を向上し、傾斜による変位を抑える。

 切り土と盛り土の境界では、揺れ方や硬さの違いにより不等沈下が発生。被害を軽減させるため、道路部で砕石を厚くし、変状を抑制するシートを敷くといった対策を考えている。

 対策の方針は、8日に東月寒サニータウン町内会が開いた説明会で報告。終了後、大西一芳町内会長は「対策はやってもらいたい」と話し、おおむね住民の理解を得た。

 札幌市建設局市街地復旧推進室の桜井英文室長は「来年度に着工できるよう、早期に詳細設計に入りたい」と述べた。

(北海道建設新聞2019年10月10日付12面より)


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