紙の芯材生かした簡易ベッド 札幌建具工業協組が市に寄贈

2019年10月29日 12時00分

 札幌建具工業協同組合は25日、災害時に避難所などで使用する簡易ベッド20台を札幌市へ寄贈した。皆戸克司理事長が佐藤博都市局長に目録を手渡し「避難者の負担を少しでも減らせるよう、避難所などで使ってほしい」と述べた。

コアベッドについて説明する皆戸理事長(中央)

 簡易ベッドは紙製品メーカーの旭中芯(本社・旭川)が製造する「コアベッド」で、家具・建具に使う紙の芯材(バイアスコアー)が材料。誰でも簡単に組み立てることができ、いす、テーブル、作業台としても使用可能だ。使用後は、箱の中に収納し保管できるようなつくりとなっている。

 佐藤局長は「床からくる寒さをベッドでシャットアウトでき、保管時はコンパクトに収納しておける。大変ありがたい」と感謝。「震災を経験した札幌市だからこそ、災害対策としてやれることを最大限やっていきたい」と話した。


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