ゼネコン大手4社の20年3月期第2四半期決算

2019年11月18日 10時00分

3社が増収増益確保

 大手ゼネコン4社の2020年3月期第2四半期決算が出そろった。3社が増収増益を確保したが、販管費増が響いた鹿島は増収減益だった。連結の売上高や本業のもうけを表す営業利益、経常利益、純利益の全てで大林組が最多。大成建設と清水建設が採算性向上で各利益を2割以上伸ばした。

 公共投資、民間設備投資ともに堅調に推移する建設市場を背景に、4社の連結売上高総額は7.5%増の3兆5137億5200万円に上り、前年同期を2445億円上回った。資機材や労務費の上昇といった建設コストを想定範囲内に抑えたことなどで、連結営業利益総額が2547億3600万円(14.2%増)、連結純利益総額が1991億9600万円(13.7%増)とそれぞれ増えた。鹿島は減益ながら1桁台の減少幅まで縮小した。

 単体(個別)でも受注高、完工高、完成工事総利益は大林組が最も多かった。

 受注高は明暗を分け、国内民間建築を伸ばした大成建設や大林組、鹿島が増加。清水建設は3割減と苦戦している。

 完工高は、順調な工事進ちょくで4社とも6000億円台に乗せた。

 完成工事総利益は、大林組と清水建設が2桁伸ばして800億円を突破した。

 完成工事総利益率は、大林組が建築、土木ともに上昇し13.3%(前年同期12.9%)で首位。鹿島は13.7%から12.5%まで下落し、高採算土木工事減少の影響が出た。清水建設は12.3%で0.3ポイントの改善。大成建設は建築利益率ダウンが響き12.1%(12.3%)となった。

 単体の繰越高は合計で7兆4810億4000万円(3.1%増)。大成建設の2兆1000億円台を筆頭に、各社とも豊富な手持ち工事を残すものの、減少したのが大林組だった。

 大成建設と鹿島が20年3月期連結業績予想を修正した。大成建設は利益率好転に伴い、各利益を上方修正。鹿島は各利益を上方、売上高を下方に修正した。大林組と清水建設は据え置いた。連結売上高は大成建設が1兆7400億円、大林組が2兆300億円、清水建設が1兆7600億円、鹿島が2兆円を見込む。


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