地域活性化に期待 苫小牧市の緑こ線橋が30日に供用開始

2019年11月27日 10時00分

 苫小牧市は24日、276号線緑こ線橋が30日午前6時に供用開始するのを前に「お披露目会」を開いた。2017年12月4日から2年間の通行止めを経て新橋が完成。沿線の町内会から喜びの声が上がった。

緑こ線橋から新中野町を望む。

 緑こ線橋[MAP↗]は市内音羽町と新中野町を結び、1965年に建設。12年度に実施した耐震性能調査で迅速な対応が必要と判断され、室蘭開建が15年度に架け換えに着手した。

 新橋は4車線化され、交通渋滞の緩和や交通事故の軽減、産業振興、地域医療への貢献などが期待されている。

 この日は市、市議会、室蘭開建、沿線町内会などから約30人が参加。岩倉博文市長は周辺住民、国土交通省北海道局、北海道開発局、室蘭開建などに感謝し「スムーズになる人、物の流れをどう捉えていくか。市民生活と商売で地元が問われる」と地域活性化に期待した。

 米津仁司室蘭開建部長は「地域の皆さんには不便を掛けたが、本格的な冬の前に開通することができる。社会資本整備を通じて地域発展に寄与したい」と述べた。

 近隣住民を代表し、昭和通り商店街振興組合の小亀勲顧問が「地域としてこれ以上の喜びはない。商店街もこの陸橋の完成でまたよみがえれば」と話した。

 続いて、岩倉市長が記念品として橋名板のレプリカを新中野町内会の面田正博会長に手渡した。(苫小牧)

岩倉市長(右)が橋名板のレプリカを贈った


(北海道建設新聞2019年11月26日付15面より)


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