日本建築家協会(JIA)北海道支部はJIA北海道建築大賞2019の受賞作品を決めた。大賞の北見市立留辺蘂小をはじめ、一般部門優秀賞、住宅部門優秀賞など8作品が選ばれ、2020年1月16日に表彰式を開く。
同賞は本道の地域・建築文化の発展に対する意識の高揚を目的とし、16年に続く第2回開催となる。16年8月から19年8月までに道内で竣工した作品が対象。公開投票による1次審査、公開プレゼンによる2次審査を通じて受賞作品を決定した。
大賞を受賞した留辺蘂小について飯田善彦審査委員長は「全体を単純で原理的な構造に再構成し、子どもたちの日常空間としての魅力を十分に体現した」と評価した。
受賞作品は次の通り。(カッコ内は応募作品の設計者)
◇大賞▽北見市立留辺蘂小(北海道日建設計=菅原秀見・岩村友恵)
◇一般部門優秀賞▽下川町まちおこしセンターコモレビ(エスエーデザインオフィス一級建築士事務所=小倉寛征)
◇住宅部門優秀賞▽琴似の街家(アトリエサノ=佐野天彦)
◇飯田審査委員長賞▽伊達の家(AAOAA一級建築士事務所=青木弘司)
◇小篠審査委員賞▽E OFFICE PROJECT(遠藤建築アトリエ=遠藤謙一良)
◇磯審査委員賞▽森の素形(一級建築士事務所GLA=高野現太)
◇入賞▽ASH(ヒココニシアーキテクチュア=小西彦仁)▽新得町都市農村施設カリンパニ(北海道科学大工学部建築学科=川人洋志)
(北海道建設新聞2019年12月25日付4面より)